
2025年1月22日@箱根旧街道
この日は、箱根旧街道を歩きました。
ルートは、箱根登山線箱根湯本駅から芦ノ湖までの約11.1kmです。
詳細なルートは以下の通りです。

歩きながらところどころで写真を撮りましたので、ルートをたどりながら紹介します。
まずは、箱根湯本駅ですが、駅構内に「土木学会選奨土木遺産」の案内がありました。
箱根登山鉄道における早川橋梁の架設工事が非常に難工事であったため、技術史的に大変貴重なものであることから、認定されたということでした。


当時の土木技術で建設したものが維持管理をしながら現代の社会まで残っており、そしてそれが人々を支えていると思うと素晴らしいことだなと感じました。
駅を出てすぐの景色です。
この日は晴れており、箱根の山々が綺麗でした。

その後、国道1号線を歩いて、箱根旧街道の入り口まできました。

旧街道は、ところどころ整備された道の脇を歩く事もありますが、基本的には写真のような森の中や石畳を歩きました。

途中、須雲川を歩いて横断するところがありましたが、この日は水の流れがほとんどなく、歩いて渡ることができました。


歩いて行くと、次に見えてきたのは、「割石坂」という石畳でした。
旧街道には、いくつか江戸時代に作られた石畳がそのまま残っているところがありました。


その後、歩いて行くと、畑宿に辿り着きました。

本陣の解説看板があり、綺麗な日本庭園があったと記載されております。

また、東海道五十三次の一覧が壁にあり、東京から京都まで道のりは、全長126里6町(495.5km)あるとのことです。

そこから、少し進むと箱根旧街道一里塚(江戸から二十三里)がありました。


今、ここにあるものは復元整備を行ったもののようですが、昔の人々はここを通って険しい街道を行き来していたのかと思いを馳せておりました。
さらに先に進むと、橿木坂という特に急な坂に辿り着きました。


昔の人々も非常に苦しんだ坂で、どんぐりほどの涙がこぼれるという所のようですが、もちろん今も相当厳しい坂となっておりました。
坂を上り切ると小田原、相模湾の綺麗な景色が広がっており、そこにある「見晴茶屋兎月」というお店でお昼ご飯のお蕎麦を食べました。

お店は、江戸時代に茶屋があった場所とのことで、歴史を感じることのできる建物となっておりました。
お蕎麦は非常に美味しかったのですが、お腹も空いており、食べるのに夢中になってしまい写真を撮るのを忘れてしまいました…
そこからは、そこまで急な坂もなくのんびりハイキングをすることができました。

足を進めると、石碑があり、そこには「箱根八里は馬で越すが越すに越されぬ大井川」とありました。

有名な箱根馬子唄の碑で、東海道の難所である箱根八里と大井川を唄ったもののようです。
最終的に芦ノ湖まで辿り着きました。
この日は一日中天気が良く、穏やかな湖が広がっておりました。


湖沿いを歩いて、箱根神社に参拝しました。


さらに、箱根杉並木を抜けて、箱根関所に着きました。


関所は入場料がかかるようでしたので、外から眺めるだけにしました。
最後、箱根駅伝の往路のゴールまで歩いて、本日の散策は終了です。


東海道の歴史を感じることができ、また街道歩きをしたいなと思いました。
(写真の猫は、最後、関所の付近にいた野良ねこで、かわいかったので載せました)

(この記事は、2025年1月22日時点の情報になります)